titleタグについて
そのページの題名であるタイトルタグ
<title>○○○○</title>
は、SEO上最も重要なタグである。
HTMLページに含まれるすべての要素の中で、検索エンジンが最も評価をし、最もSEOに影響を与えるのが、このタイトルタグです。タイトルタグは文字通りそのページの表題を表し、そのページの内容を最も端的に表すキーワードが入るべきところであるため上位表示に大きな影響を与えます。
タイトルタグには必ずそのページのキーワードを記述
タイトルタグには必ずそのページの内容を表す(そのページを上位表示させたい)キーワードを記述します。
但し、
タイトルタグは検索エンジンが最も強い重み付けをする部分ですが、記述があまり長すぎると、後半部分が無視されたり、タイトルタグ内のキーワード濃度が下がり、そこに含まれるキーワード個々の重要度を下げる結果になります。
Googleは、現在ある程度の長さのタイトルも表示してくれるようになっていますが、文字数でいえば半角英数なら40文字、全角なら20文字程度を目安に、キーワードを含めた簡潔かつ的確なタイトルを考えるのが望ましいです。
(ちなみに、2005年前半あたりまでは、googleは半角英数40・全角22までのタイトルでなければ完全に表示されませんでしたが、2005年前半を境に長いタイトルも表示されるようになっています。しかし、タイトルが長すぎて途中で切れているサイトはユーザーのアクセス意識にかかわってきます(クリック率の低下につながる)ので、タイトルは必ず全角20文字程度にしてください。)
例1)<title>地酒通販</title>
上の例では、タイトルタグ内のキーワードが、「地酒」「通販」の2つになります。タイトルタグ内でのキーワード濃度はそれぞれ50%になりますので、SEOだけを考えて、上位表示させるには非常に有利です。
例2)<title>山形地酒通販−梅津商店</title>
上の例では、タイトルタグ内のキーワードが、「山形」「地酒」「通販」「梅津」「商店」の5つになります。つまりキーワード濃度はそれぞれのキーワードで20%になります。上位表示させたい対象キーワードが地酒もしくは通販だった場合には、あきらかに例1)のほうがSEO上有利になります。
つまり、SEOで上位表示のみを考えるのであれば、タイトルタグ内の単語数は少なければ少ないほど良いということになります。
例3)<title>□▲○激安!各種ブランド大量入荷!!!タダ同然でお譲りします!</title>
上の例のように過剰すぎるものでなくとも宣伝文句が並んだタイトルを見かけることがあると思います。
しかし、ユーザーは、宣伝文句の並んだタイトルの先には有意義な情報がないことを学習しています。
つまり、信頼性の高いタイトルや簡潔でわかりやすいタイトルがユーザーのクリック率の向上にもつながるのです。
クリックしてもらえるタイトルを考える
ただ単純に検索結果で上位に表示させたいだけであれば、ユーザーが検索するであろうキーワードだけをタイトルタグに記述することで、ある程度上位表示に成功するかもしれません。しかし、多くの検索エンジンはタイトルタグに記述された内容を検索結果のリストに表示させます。その場合、キーワードだけを羅列したサイトタイトルがクリックされるでしょうか?あなたならどうですか?
SEOの最終的な目標は、対象キーワードで検索エンジンからアクセスを誘導し、ユーザーに購買や契約などのアクションを起こしてもらうことです。
(今現在では、サイトのSEO・SEM・LPO・などなどが全く別のものとして扱われていますが、そもそもSEOとは、それら全てを含めた対策であったはずなのです)
そこで、検索結果をみたユーザーにクリックしてもらえるような信頼性のあるタイトルや魅力あるタイトルを考える必要があるのです。
これが、タイトルタグを考えるときに最も難しいことになります。文字数の制限の中でいかにキーワードをちりばめて、ユーザーのクリック率を向上させることが出来るか。それを考慮してタイトルをつけなければならないのです。
上記3つの例のなかでは、例2)のタイトル、
<title>山形地酒通販−梅津商店</title>
このようなタイトルが最もしっくりくるタイトルであると思います。会社名などが入っていることでユーザーの信頼性も向上しますし、「地域+主たるキーワード」という最も的確なキーワード選択もされています。さらにユーザーがブックマークに入れた場合も、後で見てそれがどのようなサイトかが分かりやすいなど、ユーザビリティもよいのではないしょうか。
つまり、簡潔に分かりやすくタイトルタグを記述することはユーザビリティやアクセシビリティの向上にもつながるのです。